株式会社マネジメントソリューションズ

代表コラム 株式会社マネジメントソリューションズ代表取締役 佐々木 元

Vol.32013.1.15

仕事を通して人・周囲を感動・感激させよう。

今年は、オリンピックの年だ。TVをつけ、あるいは開催地までわざわざ行って母国を応援する。選手たちがゴール目指して、強敵に立ち向かい、必死に頑張る選手に我々は感動・感激する。それは、そこで、何かしら自分自身が感動・感激を得たい為でもある。しかし、そうした感動・感激は、他人事で直ぐに忘れる。一日の大半を過ごす、職場・仕事で得た感動・感激は生涯忘れない。それはその人の血肉となり成長の糧となる。それではどうしたら職場で・仕事で感動・感激できるだろうか?自分自身の経験・体験を思い出してみたら良い。レパートリーはそんなに多くない。例えば、難易度の高い、今まで誰もやったことのないような仕事に挑戦し、悪戦苦闘しながらも自分で創意工夫し、試行錯誤し、智恵を振り絞って、最後まで諦めずにやりきって、何とか成果を出した時等。成果の大小はあっても、それがお客様に喜んでもらって、職場の人間には褒められれば誰もが感動する。そんな行動、成果を出す人をみて周囲も感動し、上司も喜ぶ。極めてシンプルなものだ。ところが幾つかの障害がある。一つは上司である管理者自身が挑戦しない、挑戦することを決められない。今まで通りのやり方から抜け出せない、決めることを上司に依存し、自分は責任を放棄する。何が正解か、どうすればうまく行くかを延々と考えている。考えること自体を放棄している管理者すらいる。変化の激しい時代だから、ある程度の精度で仮説を立てたら、実行しながら仮説を軌道修正していくほうが、スピードもあがり効果的であるにもかかわらず。